スルガ銀行不正融資事件の手法に酷似!
「二重契約・書類改さん」は犯罪、人を欺く「詐欺罪」(刑法246条)!
不正融資(書類改ざん・工事請負契約書偽造工作)で、巨額の資金を「濡れ手に栗」!
オーバーローン分をキック・パックさせる手法で、「建設会社&金融機関」を欺き、喰いものに。
スルガ銀行事件の、黒幕と仲介業者は依然として野放し状態。「手を変え、品を変えて、暗躍している。
金融庁は、不動産投資家に対しての金融機関等の「不正融資」を問題視し、2018年「スルガ銀行」事件を発端に、「投資用不動産」を謳った詐欺グループの存在に注意を促した。
以来、金融機関の投資用不動産向け融資に対する姿勢、自己資金、など審査が厳しくなった筈だ。
今回発覚したのは、「土地建物売貿契約」の二重契約ではなく、「新築アパートを建築する為の「工事請負契約書」の二重契約(銀行提出用·実質用)。
不正融資事件の中心は、オスカーキャピタル株式会社(代表取締役・金田大介)、
顧客は、オスカーキャピタルが主催する「不動産投資セミナー」で確保。コンサル料と称して150万円を支払らわされ、契約すると、「貴方は立派な不動産投資家?」
偽造書類(二重契約)・書類改ざんで、金融機関を欺き、オーバーローン。建設会社に振り込まれた、差額をオスカーキャピタルの指示で、「オスカー&投資家」にキック・バックされるシステム。
投資家は「高い買い物」で、己の手足を喰っている事にも気付かず、一時の不労所得(キック・バック)に、ご満悦。残されたのは行詰って破産を待つのみ。
資金の流れ
1)物件 草加市谷塚·賃貸住宅新工事
借主・合同会社王子レジデンス(代表社員・田口敦士)
金融機関·大光銀行.東京支店
銀行用工事請負契約(偽造契約) 1億3300万円
実質工事請負契約 9300万円
差額 4000万円
振込み(キック・バック)
オスカーキャピタル(株) 2100万円(2019.6.28)
田口敦士個人口座 1350万円(2019·10.25)
田口(残金時差引き) 550万円
2) 物件 松戸市日暮・賃貸住宅新築工事
借主・合同会社松戸アセットマネジメント(代表社員・田口敦士)
金融機関·京葉銀行松戸支店
銀行用工事請負契約(偽造契約) 1億800万円
実質工事請負契約 7100万円
差額 3700万円
振込み(キック・バック)
田口敦士個人口座 1600万円(2019·27)
田口敦士個人口座 700万円(2019·75)
田口(残金時差引き) 1400万円
松戸市日暮
草加市谷塚町
「一人の勇気で世間は変る!」
巧妙な「不動産投資詐欺」か?
相関図
※キャピタルの主導で田口ら投資家をセミナーで募集。{株}クールのような不動産会社から安価な土地を提供させ、売却。同時に「投資アパート」建設を企画。オスカーキャピタルが金融機関を紹介すると共に、中小の建設会社を紹介。投資家と建築請負契約を締結{但し、この時点で、銀行用請負契約と実質請負契約を締結させられる}建築会社が請負う為の条件となる。総ての調整はオスカーキャピタルが行い、オーバー・ローンの金額が決る。このオーバー・ローンの一部が投資家のメリット?となる。
然し、此処に危険が潜んでいる。「借入金額と投資不動産」のバランス・シート。一時のキックバック金{アブク銭に踊らされれば、残るのは「破産}のみ。
これがオスカー・キャピタルの絵図面。「スルガ銀行事件」にソックリな手順である。
投資セミナーに参加した時、貴方は彼らの「餌食」になっている。
「利回り20%ㆍ1年で売却益2000万円・フルローンで融資可能・追加強資が獲得できる・貿取保証」の嘘!総てが投資詐欺商法の手口。
銀行用工事請負契約(偽造)に基づき、金銭消費貸借契約締結。金融機関から各合同会社の口座に入金。そこから工事代金として、着手金・中間金・残金に別けられ建設会社に振り込まれる。すかさず、建設会社にオスカーキャピタルから連絡が入り、「オスカーキャピタル&投資家(施主)」に差額を振り込むよう指示が入る。(キック・バック)
建設会社が当該工事請負の条件は「二重契約書の作成と差額のキック・バック」を強要される。投資家、田口敦士個人口座に入金された、5400 万円は税務申告など適正に処理されたのか?脱税はなかったか?これからの取材で明らかにする。
「銀行用工事請負契約書」− (偽造)「変更契約書の締結」−「実質工事請負契約書」と、契約書に巧妙な細工。
従来は、アパート・マンション向け融資で、入居率、家賃を記載した「レントロール」を改ざん、入居率の高い優良物件に見せかける「不正融資」が主流を成していた。金融機関の「不正融資」の温床は、「自行のノルマと不動産会社との連係」により起る。融資に対する銀行の審査部門への提出書類を改ざんしたり、偽造工作で不正融資が成り立つのだ。
今回の事件は、新築アパートの為、建築会社からの、工事請負契約の水増しで「アブク銭」を搾取、被害者は、「投資家・銀行・建設会社」へと拡大した。更に不思議な事に、決算書もない新規設立の合同会社に何故、多額の融資を行ったのか?担保物件に、対する掛目は愚か、評価以上の資金を融資している。従来の銀行融資と大きく異なる疑問の残る安易な融資。詐欺師達を満足させるに至った各銀行の審査方法を問いたい。
不正融資に絡むもう一つの事件!
被害者同士がいがみ合う
施主(松戸アセットメント・王子レジデンス)の建設会社への仮差押の暴挙!
建設会社の特権である、施主に対する「保存登記書類」(引渡し)を発行後、建設会社の銀行口座を仮差押した。理由は、引渡しが遅れたとする「遅延損害金」
然し、工事請負契約の進展を見ると、四回も請負い金額が変更されている怪。「変更合意書」(後日、適正金額に変更する事を約す) を交わしているのに何故、請負全額がかくも、何度も変ったのか?工事が遅れるのは当然、資料を確認すると最終の工事請負契約書は「令和2年12月1日」。実質工事代金が確定されなければ工事の完成も引渡しもないの当然。然し、仮差押文書によると、「平成31年3月1日から合和3年3月12日までの間、債権者が賃料を受領できず被害を被った」とある。
T社.社長取材
工事請負代金の水増し(二重契約書の作成)など、無理難題を条件に工事を請負わされ、更に、不正融資の手伝い(銀行用工事請負契約書)を強要、何度も変更契約を繰り返し、当初から工事が遅延する事は、元請、仲介人らも承知の上で工事を着工している。完了引渡し時にも、「銀行用工事請負契約書」で、協力戴いたので「遅延損害金」については不問に付し、請求しない約束を関係者で話し合っている。当方は、大変遺憾に想っている。事、此処に至れば、事実(不正融資)を公開し、仮差押については法的手続きにより決着をつけるつもりだ。
※オスカーキャピタル(株)の営業トーク(投資セミナー)
何時の時代も不動産投資(金田大介社長·著書)
サラリーマン向けに特化した不動産コンサル
クライアントの空室対策として「一定賃料をお支払い」
オスカーキャピタルが売主の物件では、瑕疵が発見された場合、引渡しから2年間保証する。
利回り20%の投資物件
1年で売却益2000万円
フルローンで融資がつく
追加融資が獲得できる
買取保証制度
不動産投資の注意事項「貴方が投資詐欺に遭わないために。。。」
1)投資用不動産物件の「家賃保証」は要注意
2)相場より高い賃料を保証している会社は要注意
3) オーバーローンで手元に現金が還元される手法は要注意
何故なら、数年後に家賃が見直されて減額される可能性がある。更に、融資時は有利だが、其の後の状況変化で、金融機関に返済できなくなる。
オーバーローンによる現金還元は、「己の手足を喰っていきる蛸」のようなもの。返済負担で、破産を待つだけになる。